最速英雄伝説~パーティを追放された俺は、素早さを極めて無双する。俺を追放したパーティメンバーが戻ってきてほしいと言っているが、もう遅い。決断が遅い。行動も遅い。とにかく遅い! 速さが足りていないッ!~

最速英雄伝説~の小説情報(粗筋・掲載サイト・作者など)

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掲載サイト:小説家になろう 作者:ヤマシタ

攻撃力皆無の斥候であるライナーは、ある日パーティからの追放を宣告される。

 だが「最速」が信条の彼は、クビになった二秒後には素早く立ち直った。
 そして冒険者ギルドの窓口で、新しいパーティを探し始める。

 ――自分をクビにしたメンバーが、食事をしている真横で。

 三か月後、パーティの稼ぎがガタ落ちしたので、ライナーを呼び戻そうとするメンバーたち。
 しかしその頃ライナーは、既に没落貴族のご令嬢だけで組んだB級冒険者パーティ「蒼い薔薇」に拾われていた。

 復縁をしようと迫る元メンバーたちと元彼女を振り切り、彼は今日もマイペースに、早さと速さを極めんとする。

「今月のテーマは「挑戦」ですわ!」
「となるとA級依頼か。ドラゴンの撃退でいいか?」
「わー、話がはやーい」

 とにかく早く。もっと速く。
 それだけを考えた男が最強になるまでの話。

 返り咲きたい貧乏貴族たちと、鋼のメンタルを持つ男の、素早さ極振り物語。

ライナー・バレット

名前の由来は「弾丸ライナー」から。
最速最短一直線で、とにかく「速さと早さ」を求める男。
得意武器は投擲武器(毒薬)だが、冒険者としてのキャリアが長いので武器の知識は人一倍ある。
特に仕事の面では無駄口を嫌い、素早さが絡むことには尋常ではない集中力を発揮する。
スピード狂の変態だが、速さ以外にも色々な人生哲学を持つ面倒くさい人物。
速さと早さのために躊躇いなく色々なものを捨てるため、少しサイコパス気味。
素早さのみを追求しており、その他の能力には一切目を向けない。
旅の合間に、余興でベアトリーゼと腕相撲をして負けたほど貧弱。

 リリーア
名前の由来は花のリリーから。
没落貴族の四代目であり、功績が無ければ平民に落ちるので色々と必死。
片手剣と盾を装備しており、戦法などは非常にオーソドックス。
攻守においてバランスに秀でた、パーティの要。
なのだが、運営面では詐欺に遭ったり契約書の不備を突かれたりと、ポンコツ具合を定期的に晒している。
容姿は美しいが、追い詰められてメンタルが崩壊気味のため、色恋沙汰に発展するような浮いた話は無いのだとか。
ルーシェと共に「蒼い薔薇」という冒険者パーティを立ち上げてから六年目。
地道に功績を積んでB級にまで上がってきたが、一発逆転はいつでも狙っている。

 ルーシェ
名前の由来はルピナス(ルーピン)から。
先祖代々の物だという細剣を使い、魔物の急所攻撃に特化している。
左手にはバックラーと呼ばれる小盾を装備しているが、基本的には相手の攻撃を避けてカウンターを狙うスタイル。
いつでも冷静な、リリーアの良き理解者。
なのだが、ライナーが加入して以降は面倒事を彼女に放り投げて、傍観者に徹している節がある。
リーダーが暴走しがちな分、実質的には彼女が蒼い薔薇を切り盛りしている。
実家は準男爵家であり、そこそこ裕福な家柄。
縁談もいくつか来ているので、どこかに嫁いで安泰の人生でもいいかと思い始めているのだが。
パーティメンバー、特にリリーアには言い出せないでいる。言ったら多分、彼女は泣く。

 セリア
名前の由来は芹の花。
健全な肉体と健全な精神を持つ。力とメンタルが強めの人物。
ハルバードに近い形状をした戦斧を振り回す豪快な女性。
騎士の家、それも男所帯で育ったため、話し方は結構粗い。
そういう人ほど実は乙女――ということもなく、男女と言われても気にしない。
身長が高めで体格がしっかりしている彼女は、身長が低めで線の細いベアトリーゼとよく行動を共にしている。
最初は年下の面倒を見るつもりで一緒に居たのだが。
いつの間にか、ズボラで抜けているセリアをフォローするために、ベアトリーゼが付き合ってあげる。という形で落ち着いた。

 ベアトリーゼ
名前の由来はローゼ(薔薇)から。
名前だけ見ればむしろ彼女のパーティなのだが、加入してからは一年と少し。 
パーティ唯一の遠距離攻撃持ちで、基本的には彼女を守りながら大技を狙うのが蒼い薔薇の戦闘スタイル。
ただし大きな魔法を発動するためには高価な触媒を使うため、それも彼女たちのお金が貯まらない原因になっていた。
実家は子爵家で、本来であれば永世世襲。
だが、家族がやらかして貴族籍の剥奪と財産の没収という憂き目に遭う。
幼いながらにこの世の栄誉と汚泥を一通り味わって来たので、環境に慣れるのが早くなっている。
魔法使いとしては一流になる素質を持っているが、触媒などを買うための研究費が足りていないため、どこまで成長するかは未知数。
ライナーに振り回される仲間たちを一歩引いて見ており、実はライナーがしでかす騒動を密かに期待している。
また、大道芸人に絞れば、ライナーはその道で一流になれるだろうと確信している。

 ララ

名前の由来はライラックから。
フルプレートアーマーに大盾、騎士剣を装備して重武装で固めた女性。
街を歩けば騎士に間違われることもあるが、彼女も実家も騎士ではない。
攻撃よりも防御を重視しており、戦闘の最中はベアトリーゼの警護が主な仕事になっていた。
ライナーが加入した後は前に出るようになり。今では淡々と、黙々と弱った敵を処理していく仕事人と化している。
素性はリリーアたちもよく知らず、滅多に口を開かない寡黙な女性。
話が早いどころか話を省略して行動に移すので、ライナーからの評価は非常に高い。
趣味は色々と変わっているのだが、二章では爬虫類好きが判明する。
とにかく謎多き人物。

登場人物紹介

最速英雄伝説~の個人的なレビュー・感想など

なろうで一番流行っている追放・ざまぁ系の一つではあるが、主人公であるライナーの性格もあいまって、とにかくテンポが良い作品。

主人公が常に最速、最効率を求める性格のため、グダグダと悩む描写がなくノンストレスで物語が進むのがとにかく爽快で気持ちが良い

こういった追放・ざまぁ系の作品においては、ざまぁが達成された途端につまらなくなる作品が多いが、安定した面白さをたもったまま最後まで突き抜けてくれる

具体的な内容を書くとネタバレになるので割愛させていただくが、少年漫画のような熱い展開で、いくつか感動させてもらいました。

登場人物も元パーティーメンバーも含めてかっこよく、好感が持てる。

元嫁も最初の行動こそあざといが、それなりの幸せを掴んでも好感が持てる性格でした。

こういった作品ではかなり珍しく、どうしようもないクズが出てきませんでした。(誰もが憎めない性格)

敵サイド?も含めた登場人物が魅力的な作品は、全体の出来がいっきにあがるという見本のような作品ですね。

また、主人公の成長物語としてもすぐれており、最初はまるで機械のような性格の主人公が、仲間との触れ合いを通じて人間らしくなっていく様も見どころの一つです。(そういえば、追放・ざまぁ系で成長物語ってあんまりないような・・・)

最速英雄伝説~の評価

登場人物について

一部のキャラクターが空気になっていたような気がするが、主人公だけでなく元パーティーメンバーに焦点が当てられていたのが好印象。

バトル描写について

基本的に及第点。
主人公の特性を考えると、アニメ化するとかなり化けるのではないかと

ストーリーについて

追放・ざまぁ系の作品の中ではかなり良かったかと。
主人公はどんどん成り上がっていくのですが、要所要所でかなり熱い展開が盛り込まれており、感動的なシーンもありました。

良かった点

元パーティーメンバーも含めた登場人物の性格

とにかくテンポの良いストーリーと熱い展開

悪かった点

主人公のパーティーメンバーの一部が空気だったこと

おすすめ度★★★★☆
追放・ざまぁ系に飽きた人にもおすすめ。熱く感動的な展開が魅力。

最速英雄伝説~を読む

現在小説家になろうで読むことができます。

最速英雄伝説~パーティを追放された俺は、素早さを極めて無双する。俺を追放したパーティメンバーが戻ってきてほしいと言っているが、もう遅い。決断が遅い。行動も遅い。とにかく遅い! 速さが足りていないッ!~

最速英雄伝説~の書籍化情報その他

個人的には書籍化されてもおかしくない良作だと思いますが、現在書籍情報はありません。

他にもやっちまえ! お嬢様!! ~悪役令嬢、最強の格闘家を目指す~など面白そうな作品を投稿しているので、読んで見ようかと思います。