冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

11月 22, 2020

掲載サイト:小説家になろう 作者:門司柿家

ストーリー紹介ここから~

駆け出し冒険者の頃に片足を失い、故郷のド田舎に引っ込んで、薬草を集めたり魔獣や野獣を退治したり、畑仕事を手伝ったり、冒険者だか便利屋だか分からないような生活をしていた主人公。気が付けば三十も間近。
 そんな時、薬草取りで入った山の中で捨て子を見つける。放っておくわけにもいかずに拾って育て、気づけば四十も間近。
 父の背中を見て育ったせいか、すっかり大きくなった娘も冒険者になりたいと言う。自衛の為に小さな時から剣は教えていたが、確かに筋は悪くない。こんな田舎で燻らせているのも可哀想だ、と主人公は娘に都の冒険者ギルドへ向かわせる。
 晴れて冒険者になった娘。
 そんなこんなで五年、四十を超えた主人公は相変わらず田舎の冒険者モドキ。だが娘はギルドでも有数のSランク冒険者になっていて中々帰って来ず……。
「一体わたしはいつになったらお父さんに会えるんだ……!」

~ストーリー紹介ここまで

この作品、書籍化・コミカライズもされた作品なので結構有名だと思います。

主人公がおじさんで最強でもなんでもなく、ましてや冒険者でもない。

そうした中でこの作品が何でここまで人気があるのか?

確かに主人公は最強ではないですが、穏やかで思慮深く愛情深い。

自分のできることをしっかりと判断し、作中の中でもなくてはならない存在、皆が主人公を慕うのも納得できます。

全体的にスローライフで穏やかな作品ですが、風景描写、会話、戦闘、心情描写のバランスが良く、またストーリーもよく練られていて質の高い作品です。

親娘の絆を描いている良作です。

良かった点

・主人公が存在感のある脇役で魅力的

・文章力が高い

悪かった点

・物語が平たんで盛り上がりに欠ける

おすすめ度 ★★★☆☆

なろうでも文章力が高く、質の高い小説を読みたい人にお勧めです。

逆に、最近なろうなどで人気のある作品と比較すると、いい意味でも悪い意味でも勢いがなくスローライフを楽しむ穏やかな作品ですので、そういった人は敬遠するかもしれません。

なろうで読む→冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

書籍化→冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 1 (アース・スターノベル)

コミカライズ→冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 【コミック版】 1 -黒髪の戦乙女- (アース・スターコミックス)