マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

11月 22, 2020

掲載サイト:小説家になろう 作者:入栖

ストーリー紹介ここから~

日本の紳士の間で一世風靡した伝説の美少女ゲームがある。
それは『マジカル★エクスプローラー』通称マジエク、マジエロだ。

俺はこのゲームのチートじみた能力を持つ主人公に、それも美少女ヒロイン十二人といちゃいちゃする主人公に、アペンドディスク(追加パッチ)によってヒロインが二十四人に増えハーレムに拍車を掛ける主人公になっていた!…………なんてことはなく、その横でへらへら笑う三枚目になっていた。

もちろん最初は絶望した。
当たり前の事だ。主人公だったら二十四人のヒロインを侍らし、チート無双が出来る。だが俺は三枚目だ。あてがわれるヒロインはいない。

だけど俺は主人公だとか、ヒロインなんかがどうでも良くなった。それは『魔法』に出会ったからだ。
魔法を使っているうちに、俺は魔法を興味を持ち、極めたいと思った。魔法で最強になりたいと思った。そして俺は決意する。

主人公の友人という役割を半分放棄して、魔法を鍛えよう。そして、
魔王ですらソロで倒すほど成長するマジエロ主人公。あのチートをぶっ倒そう。

……なぁんて思って修行してたんだけど、なんで俺がエロゲヒロインと仲良くなれたり、
エロゲの主人公みたいなイベントが頻発するんですかね?

~ストーリー紹介ここまで

恋愛ゲームやRPGゲームに転生する設定は多々あるが、エロゲーの世界の脇役に転生した主人公というのはこの作品くらいではないだろうか。

能力設定も面白く、様々なやり取りに下ネタを絡めてくるのもエロゲらしい(決して下品ではないです。

当然のように様々なヒロインとかかわっていくのだが、常にエロゲーらしさを忘れない展開はコミカルで笑わせてくれた。

途中で心眼スキルを獲得するのですが、その理由もエロゲーの主人公らしい不真面目さ。

これには腹を抱えて笑わせてもらいました!!

俺は気分を変えるために、花邑家の魔法練習場へ向う。それからしばらく魔法の練習をするも、集中が出来ない。

 諦めてシャワーでも浴びるか…………。

 出来れば冷水がいい。あの件があってから未だに体全体が火照ってるし、頭もパンクしそうだったから、おもいっきり冷やしたい。雨が降ってなかったら、それこそ滝に打たれて精神統一したいぐらいだ。

 ストールを外しながら、大きくため息をつく。さっきのリュディほどではないが、結構汗をかいているようだ。額を伝う汗をぬぐい、風呂場へ向う。そして俺が脱衣場に入った瞬間、風呂場のドアが開くのは同時だった。

 むわっとした熱気を帯びた水蒸気が俺の顔にかかる。霧のような水蒸気の中に、とがった耳をピンと立てた金髪の女性が立っていた。この体は間違いなくリュディだ。

「…………」

「…………」

 静寂。そしてこちらを凝視したまま石化するリュディ。

 てへっ、なんて可愛らしく言いながら少しだけ舌を出せば許してもらえるだろうか。いや火に油を注ぐだけだ。

「…………」

「…………きぃぃぃぃやあああああぁぁぁぁぁあ!」

 不思議な気分だった。なんと言えば良いのだろうか。局地的全能感、と言えば良いだろうか。自分以外の時間が遅くなっているのに、なぜか自分の思考は高速回転している、そんな気分。

 ああ、頭と股間に血が集まり火照って行くのが分かる。

 彼女が叫びながら、魔力を集め手を振りあげているのが分かる。彼女の魔法は俺に直撃するだろう。しかし、どうせ直撃するならば、この湯気の中にある、彼女の裸を見て倒れたい所だ。しかし、ドアを開けたことで少しだけ湯気は晴れているが、顔と足の一部しか見えない。

 ダメか。ダメなのか。見えないか、見えないのか。どうしてもみたい。俺は心の中で訴える。

 見せてください。

 俺の切実な祈りが神に届いたのだろうか。その水蒸気がゆっくりと晴れていく。いや、晴れてはいない。晴れてはいないのだけれど、なぜか彼女のシルエットがぼんやりと見えていた。そしてだんだんとそのぼんやりとしたシルエットが、カメラのピントを合わせるように、明細に映し出されていく。そしてそして俺はその見えたリュディの体を見て、愕然とした。

 た、タオルを巻いているだと……。

 心の中でタオルに悪態をつく。なんだろうあのタオルは(疑問)。なぜタオルを巻いているんだ(憤怒)。なんでタオルなんて存在しているんだ(乱心)。

 2次元では、幾度となく生まれた姿を拝見させていただいた(エロ界においては最低の発明品 (モザイク)が、局地的に混入していたが)。それを3次元で見てみたい。ただそれだけだったんだ。

 なぜ、見えないんだ。見たい、見たいっ。

 俺はそのタオルをじっと見ていて気がつく。タオルの様子がおかしいことに。

 理由は分からないが、タオルがだんだんと薄くなっていく。これは…………見える、見えるぞ。あの膨らんだ胸の先にある薄紅…………!?

「なにじっとみてんのよぉぉぉおぉぉぉおおおおおおおお!!」

「ひぇっ! す、すいませえぇぇぇぇええん!」

 ゆっくり近づく光球が自分の頭に直撃したとき、目の前が真っ白になった。

 ■スキル「超・心眼」を獲得しました。

心眼獲得シーン

なろうの中でも唯一無二の面白さ(種類)を誇る作品だと思います。

良かった点

・異色の設定とそれをうまく利用した展開

・下ネタ(下品ではない)

悪かった点

・更新頻度

おすすめ度 ★★★★☆

この作品2章までは怒涛の展開で文句なしの面白さだったのですが、書籍化したせいか更新頻度がかなり落ちています。書籍化のほうに力を入れて言っているのかもしれません。

ただ現在でも3章までは更新されているので読んでみても損はない作品の一つです。

気に入ったのなら書籍化で追いかけても良いかも

なろうで読む→マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

書籍版→マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる マジカルエクスプローラー (角川スニーカー文庫)