難攻不落の魔王城へようこそ~デバフは不要と勇者パーティーを追い出された黒魔導士、魔王軍の最高幹部に迎えられる~

12月 7, 2020

掲載サイト:小説家になろう・カクヨム 作者:御鷹穂積

ストーリー紹介ここから~

『人と魔族が争って勇者が魔王を討伐……』なんてのは遠い昔の話。
現代では冒険者も魔族も勇者も魔王も命を懸けない職業に過ぎない。
世界が平和になり、ダンジョン攻略がエンターテインメント化した時代。
冒険者も魔物も魔力で作られた分身を用いて戦う、誰も死なないダンジョン攻略が大人気に。
大陸中で攻略映像が配信されている中、僕の所属する勇者パーティは世界第四位の人気パーティだった……のだが。
パーティーメンバーは五人という規程があり、黒魔導士なんて不人気ジョブは三位以上に登りつめるには邪魔だと言われてしまう。
そうして無職になった僕は次のパーティーを探すがまったく見つからない。
ある日、そんな僕の前に金髪紅目の美女が現れて仕事があると言った。
かつての仲間よりも能力を高く評価してくれた美女に感激した僕は、詳しい内容を聞く前に面接を受け入れてしまう。
足を運ぶとそこは最深部到達パーティーゼロを誇る最高難度ダンジョン・魔王城で、四天王と魔王が僕を待っていた。
これは勇者パーティーを追い出された黒魔導士が、魔王軍に入り勇者たちを撃退する側に回る話。

~ストーリー紹介ここまで

追放系のざまぁ作品の一つ。

この世界では冒険者は命を懸けるものではなく、配信を中心にしたエンターテイメントの一つになっている。

そこでは人気がすべてで、人気・華がなければ冒険者としてやっていくのは難しい(アイドルのような感じ)

そういった世界なので、主人公の【黒魔導士】という職業は効果もあいまいで地味なことから視聴者はもちろん仲間からも理解が得られない。

周りに馬鹿にされ、こき下ろされ、虐げられる

 そんな様は読者としても感情移入できるくらい丁寧に描かれており、主人公を理解できない仲間や視聴者たちにしっかりヘイトをためていく手法は見事と言わざるを得ません。

結局主人公を理解していたのは勇者である友人と敵側である魔王軍だけ。

そうした中で主人公が魔王軍に入るのは必然

自分の正体を隠し魔王軍幹部レメゲトンとして元仲間たちと戦う主人公

そこから盛り上がるざまぁ展開は王道でひたすら熱い!

バトル後に自らの正体を明かすタイミング、その様も非常にかっこよく鳥肌が立ちます。

アバターを用いたほとんどゲームの世界なのですが、逆にエンターテイメントとしていかに盛り上げるか?どうやったら視聴者に受けるかという視点で描かれているのも新鮮でした。

ただこの世界では【黒魔導士】というのが不遇職だとしても、周りが馬鹿すぎないか?とか主人公の能力を認めながらも無理やり引き止めなかった親友はなんなのかと疑問は残りますが・・・

(主人公の能力が他の【黒魔導士】と比較して破格すぎるとしても、見る人が見れば分かるだろうと・・この世界の中でも主人公の事を理解している人、いわゆるファンが出てくるだけに)

まあ、そうすると話が始まらないのでしょうがないですが・・・

第1章だけでかなりの完成度ですが、その後も不遇なダンジョンや勇者を助けて相手を見返す展開

現在最強の冒険者に友人を交えて立ち向かう展開など

王道ながらも非常に熱い展開が繰り広げられ、飽きることなく読み続けられました。

良かった点

・適度なヘイトコントロールとざまぁ展開

・王道ながらも熱い展開

悪かった点

・さすがにワンパターンかな

おすすめ度 ★★★★☆

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