勝手に幸せになってれば?(三角関係?タイムリープ)

12月 7, 2020

掲載サイト:小説家になろう・アルファポリス 作者:ごろごろみかん。

物語導入部~

公爵令嬢ミレルダは目が覚めた。今まで愛していたと思っていた王太子への想いも、抱え込んでいた孤独も、全て吹き飛んだのだ。
階段から落ちたあの日。起きてすぐミレルダはスッキリとした頭で思った。
「婚約破棄?好きにすればいいじゃない。私も好きにするから」
今まで好き勝手されたぶん、これからは好きに生きていく。
王太子は聖女と呼ばれる義妹と真実の愛とやらを見つけたらしいが、とりあえずその聖女は紛い物だ。ミレルダこそが本物の聖女だった。

そのまま婚約を破棄したミレルダはその足で自国を出ることにした。もう貴族だのなんだのごめんである。今度は好きに生きさせてもらおうと思った矢先、ミレルダは思わぬ人と会ってしまう。
「やぁ、初めまして。僕と恋人契約を結んで欲しいんだけど」
隣国の王太子である。藪から棒の話にミレルダは困惑する。そんなミレルダに、王太子は続けて言った。

「その代わり、身分の保証はするから」

城を爆破させて、公爵家も爆破した、本物の聖女でもある自分を祖国は探すだろう。その話は渡りに船であった。

~ここまで

ルーナ・タンブラン(ミレルダ・シェイラン)

16歳。夏生まれ。

金髪碧眼。ふわふわとしたカールがかった髪をしている。ちょっと猫目。小柄だけど堂々とした態度からあまりそれを感じない。今まで虐げられていた反動か自分の意見ははっきり言うし嫌なことは嫌という

実の親はもちろん侍従からも虐げられており、婚約者である王太子からもひどい扱いを受けていた。

親の意向で表向きでは妹が聖女となっているが、本来の聖女。

アリアス・リヴァーロン

19歳。多分春生まれ。第二王子で王太子。

金髪と言うよりは白金に近い。色素が全体的に薄い。瞳の色は澄み渡る青。口元にホクロがあり、軽薄な印象を与える。見た目だけ言うならちょっとチャラそう。8歳の誕生日に母のように慕っていた第二妃に毒殺されかけてから色々とこじらせている。

線が細いため誤解されがちだが剣の腕は確か。

レオンハルト・リヴァーロン

21歳。第一王子。多分冬生まれ。

第二妃を母に持つ。アリアス同様白金の髪に目の色は新緑のような緑。目元に涙ボクロがある。切れ長の瞳のおかげで軽薄さはないが涙ボクロによって色気があるひと。ただ中身は女性慣れしていないお堅い性格。第二妃の自分に対する執着のようなものを気味悪く思っていた。アリアスには悪いと思っている。幼い時に見たルーナに一目惚れしていた。一途を貫いたと言うよりルーナ以外に好きな人ができなかったため婚約者がいない状態だった。また、アリアスが結婚する前に自分が結婚しては反王太子派にいいようにされそうだったため、避けていたというのもある

ガーネリア・ロフィックス

16歳。レオンハルトに一目惚れしているが色々から回ってしまっている。アリアスには気づかれていたが周囲には誤解されていた。

燃えるような赤毛に赤い瞳。本人は赤毛をコンプレックスに思っている。呪いを受けていた影響とされ王太子への暗殺未遂は不問に処されている。

ベルタ

25歳。感想欄でめちゃくちゃ嫌われていた人。幼いときからアリアスに仕えていたので人一番過保護なところがある。アリアスがルーナに惹かれ始めていたのには気がついていたのでそれを止めたかった。型破りなルーナが王太子妃になるのは許せなかった模様。ルーナとアリアスの婚約が決定してからはルーナにパシられるようになる。なんだかんだルーナとは上手くやっていく

マクシミリアン・セイフェルーン

18歳。甘やかされて育ったお坊ちゃん王子様。

最終的には国に捨てられるわセイフェルーンには帰れないわで悲惨な状態。ルーナはそれを知っていたがあえてあいにいくような真似はしなかった。ちなみに廃嫡を仄めかされてからミレーヌとは会っていない。色々と責任を負わされそうになったからミレーヌは逃げたのである。

黒髪に紫色の瞳。

ミレーヌ・シェイラン

15歳。無邪気さを装って成り上がりを狙っていた令嬢。金髪碧眼。平民だったことにコンプレックスがあり、貴族社会に入ってからはそれを理由に叩かれることがあった。ので、誰よりも高い地位を望んでいたりした。

セリザワ ユースケ

日本ではニートだった。クズ。

実は「青薔薇の姫」に出てくるセリザワ カナの身内でもある。

ロバート

黒髪を短く刈っている剣士。黒目。大柄でのほほんとした性格をしている。ヤンデレこじらせたヤバいやつ。ちょっとサイコパスみもある。ロバートとグレイスに視点をあてるならメリーバッドエンドである。

ちなみにグレイスに毒をもっていたのは殺すつもりではなくて、さらに体を衰弱させて王太子妃になりえないと判断された後嫁として貰い受ける予定だった。ついでにユースケを使って王太子を始末するつもりだったが色々失敗に終わった。

登場人物ネタバレ

勝手に幸せになってれば?はよくある婚約破棄ものというより三角関係を描いた恋愛モノといったほうが近いかもしれない。

物語は終始ミステリー風味で進み、タイムリープも含めた伏線回収などしっかりとまとまっている印象。

容疑者が続々登場し、黒幕が最後まで分からない物語構成は最後まで読ませる力がある

隣国の王太子であるアリアスの目的も最後まで語られることはない。

色々と他の婚約破棄ものと違ったところを見せたかったのだろうが、全体的にまとまりすぎて薄味な印象を受けた。(ざまぁ・ミステリー・三角関係・タイムリープ・聖女などすべての要素が中途半端

出だしは主人公が両親、家族はもちろん侍従、婚約者である王太子にもひどい扱いを受け続けていたことが語られ、読者のヘイトをかなり稼ぐことに成功しているが、ざまぁはあっさりとなされる。

主人公のやったことからその後の展開を想像できなくはないが、ざまぁ好きな読者には物足りない印象だった。

特に物語導入部で城を爆破させて、公爵家も爆破したということからスカッとするようなざまぁ作品だと想像した自分にとっては肩透かしもいいところであった。

謎が謎を呼ぶような物語展開は見事だが、結末はあっさりとしたもので読者の期待に応えられたものではないと思える。

良かった点

最初のざまぁ

謎が謎を呼ぶ展開

悪かった点

いくつか変わった要素が見受けられるが、全体的に薄味でアピールポイントが少ない

おすすめ度 ★★★☆☆

なろうで読む→勝手に幸せになってれば?