異世界で能力者は踊れない

掲載サイト:小説家になろう 作者:火田シャープ

物語導入部~

能力者が跋扈する世界において、能力がないのに剣を志す青年、遠見テツ。彼は無能力の変人として有名だった。そんな彼はある日、道場の仲間たちと共に奇妙な空間の渦に巻き込まれる。飛ばされた先は、能力者の存在しない『普通の世界』という名の『異世界』。転移に伴って仲間たちの能力は失われてしまう。そんな中、元から無能力だった遠見テツは、何ひとつ変わらないまま相対的に彼らより有利に立つことになる。

~ここまで

遠見テツ

本作主人公。

能力者が跋扈する世界で能力がないにもかかわらず剣を志す青年。

無能力の変人として有名だった。

無能力ではあるが、その真摯な姿勢から一目おかれている。

草切ミコト

肉食獣のようなすらっとした体つきに、栗色の髪をしている。

本人曰くDカップ。

テツの幼馴染で姉貴分。

無能力のテツを差別せずに色々と面倒をみてくる。

草切キョウイチ

草切家の次期当主。

テツが小学校に通い始めて以来の顔見知り。

佐々原スイ

女性としては平均的な身長に健康的なプロポーションをしている。

テツの幼馴染で小さいころはテツを慕っていたが、最近ではやたらとテツにあたってくる。

ある意味一番まとも?な人間。

団長

セブンス傭兵団の団長。

最後まで名前は出てこないが、この物語では常に重要な立ち位置。

ガヴァン

セブンス傭兵団のナンバー2で副団長。

神経質そうな顔で寡黙な性格。

ポール

セブンス傭兵団の一番若手で、新たな使い走りであるテツたちを歓迎している様子。

人当たりが良く、偉そうにしながらもどこか憎めない性格をしている。

シンシア

ポールの恋人。

セブンス傭兵団の女性たちのまとめ役のような存在。

テツを気に入っている。

クリスティナ

傭兵団の紅一点。

勝気な性格をしているが、表面上はクールでほとんどしゃべらない。

アリア

セブンス傭兵団が村を襲った際に保護?した。

元々達観しているというか、世の中をあきらめているような性格をしていた。

何の因果か両親を殺したテツに何かを見出し、こだわっている。

「わたしの名前はアリアです。これからよろしくお願いしますね、騎士さま!」

ヴァレンティア・パッヘル&ヘレン

セブンス傭兵団が村を襲った際にキョウイチが保護。

何かを企んでいるようだが・・・

登場人物

異世界で能力者は踊れない救いようのない話シリーズで、評判が良かったので読んで見た作品です。

まずこの作品、なろう好きな人にはまず受けないだろうなという内容になっています。

能力至上主義の世界から能力がない異世界に転移する。

ちょうどなろうで流行りの異世界転移ものとは真逆のものとなります。

チートも魔法もなく、秘められた力に目覚めることもありません。

主人公たちは、どうしようもなくちっぽけな存在の一つで、無力な存在が現状に抗う力もなく生きていくそんなリアルで生々しい話です。

タイトル的に虐げられていた主人公がざまぁをする展開を期待するかもしれませんが、一切そのようなことはありません。

この物語は、もともと異質な主人公テツとヒロインによる悲恋の物語になります。

異世界転移や能力者という存在は、あくまでもそれを演出する装置やきっかけにすぎません。

最後までお互いの生きざまを通した主人公とヒロインの結末は、ハッピーエンドとは言えませんが納得せざるを得ないもので心に残るものでした。

良かった点

最後までブレない主人公とヒロイン、その結末

悪かった点

全体的に地味で救いがない

おすすめ度 ★★★☆☆

なろうで読む→異世界で能力者は踊れない