大好きだったあの子を奪われたので、神と世界に対抗します

12月 7, 2020

掲載サイト:小説家になろう 作者:よぎそーと

ストーリー紹介ここから~

 かつて好きだった相手は、勇者と呼ばれる者と閨を共にする仲になっていた。
 いつか再会してまた一緒になれればと思い、その為にやれる事をやってきたつもりだった。
 その努力は全て無駄になった。
 何をやってるのだろうと思った。
 何のために頑張ったのかと思った。
 そして、こんな連中の為に努力する必要があるのか、と思った。

 だから寝返って敵側につく事にした。
 大切なものを奪った連中を崩壊させるために。

~ストーリー紹介ここまで

なろうの中でも異色な作品。

ただひたすら暗く、救いようのない展開が続きます。

とにかく描写が生々しくある意味引き込まれる文章でしょうか。

主人公は最初は何の力も無い一般兵、それが幼馴染を奪われ、壊れ、魔族につくことでかつての味方に非道の限りを尽くしていきます。

壊れた心の主人公はそのことに何の痛痒も感じません。

かつて一緒になると思っていた幼馴染との再会もある意味リアルで、ただ昔の知り合いだっただけといったやりとりで終わります。

この作品は聖女に選ばれたのなら恋人だろうが、夫婦だろうがあきらめるしかない。

「これが運命だ、諦めろ、受け入れろ」

そういった常識が蔓延る世界で当事者はどう思うのか?どうするのか?

そういった生々しい展開にただただ引き込まれます。

主人公の結末はまだまだ先になるでしょうが、同じような境遇の仲間で一つの答えがでます。

主人公はこれからどうしていくのか?ただ破滅に向かっていくのか?

文章はとにかく説明がくどく、長い、お世辞にも読み易いとは言い難い文章でテンポも悪いですので流し読み必須。

それでもこの残酷な世界観はかなりの魅力を持っていると感じました。

おすすめ度★★★☆☆

大好きだったあの子を奪われたので、神と世界に対抗します