人類滅亡前夜に、勇者(おれ)を喚ぶな!

11月 23, 2020

掲載サイト:小説家になろう 作者:河畑濤士

物語導入部~

主人公「海野陸(うんのりく)」は、異世界の王国に召喚された直後こそ喜んだが、情勢を聞き唖然呆然。魔族相手に敗北を重ねた人類は、滅亡寸前――ひとつの都市に篭城している有様だった!
 重包囲下にある城塞都市。白昼は翼竜騎兵の爆撃が、夜間は砲兵師団の砲撃が街を襲う。苛烈な無差別虐殺。海野陸は義憤を覚え、勇者として魔族陣営軍集団100万の殲滅を決意する! が――。

~ここまで

海野陸(うんの りく)

勇者にして本作主人公。

戦闘技術といえるのは趣味や部活で楽しんでいた剣道の技術くらいの普通の青年。

正義感が強く、土壇場とはいえ恐怖や逡巡を忘れてしまうような、ある意味異常な人間。

ヴィルガイナ

正統ユーティリティ王国第一王女で人類王族唯一の生き残り。

人類滅亡の危機を利用して覇道を目指す。

アーネ・ニルソン

正統ユーティリティ王国出身で、人類軍統合幕僚会議の一情報幕僚。

メイドに扮して海野の側に付き従う。(監視)

魔王

過去に召喚された勇者。

この世界を現実と認識しておらず、ゲーム気分で人類と魔族をもてあそんでいる。

その他複数の登場人物が出てきますが、あまり印象に残らなかったため割愛させていただきます。

主要登場人物

この作品の粗筋を端的に述べるなら、人類滅亡寸前の世界に召喚された勇者が現状に流され、利用されつつも、最終的に魔王(過去の勇者)と対峙することで最終的にこの世界を救う?物語です。

内容的にはファンタジーというよりもSFっぽい要素を持っているのが特徴だと言えます。

この作者さん軍事オタクなのか、米海軍のトマホークを模倣した魔法や【地空熱壊】という魔法は核爆発から着想を得たもの、軍の規模なども中隊・大隊など現代ミリタリー要素が多く用いられています。

その様は魔法戦というよりも世界大戦を思わせる描写が多々あり、禁忌兵器などは現在でいう禁止兵器(生物兵器や毒ガスなどの化学兵器)をモチーフとしているようです。

(もともと次なる戦争・尖閣侵攻2021――日本国自衛隊vs中国人民解放軍――米ソ異世界代理戦争――1946年・大日本帝国陸海軍最後の戦い――日韓戦争・日本海炎上――日本国自衛隊vs大韓民国国軍――などこの作者さんの作品は実際の現代の戦争を妄想、モチーフにした作品が多いようです。この作品も例にもれず、台湾危機,朝鮮戦争,印パ戦争などをモチーフにした状況が、異世界と絡んで進行していくことになります。)

徹頭徹尾救いのないリアルな描写が続きますが、最終的な着地点はある意味ハッピーエンドと言えるのかもしれません。

良かった点

ミリタリー要素を多く含んだ描写

悪かった点

救いようのない話なのに淡々としている(胸に来るものがない)

おすすめ度★★☆☆☆

なろうで読む→人類滅亡前夜に、勇者(おれ)を喚ぶな!