真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!

12月 7, 2020

掲載サイト:小説家になろう 作者:彩戸ゆ

物語導入部~

ある日突然マリアベルは「真実の愛を見つけた」という婚約者のエドワードから婚約破棄されてしまう。
新しい婚約者のアネットは平民で、マリアベルにはない魅力を持っていた。
だがアネットの王太子妃教育は進まず、マリアベルは教育係を頼まれる。
「君は誰よりも完璧な淑女だから」
そう言って微笑むエドワードに悪気はない。ただ人の気持ちに鈍感なだけだ。
教育係を断った後、マリアベルには別の縁談が持ち上がる。
だがそれを知ったエドワードがなぜか復縁を迫ってきて……。
「真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!」

~ここまで

マリアベル・バークレイ

本作主人公。

国内有数の資産家であるバークレイ侯爵家の令嬢。

王太子エドワードの元婚約者。

政略結婚であったために真実の愛というものが分からない。

エドワード

王太子。

ただ一人の王子として甘やかされているからか、他人の感情に疎いところがある。

ジェームズ・バークレイ

マリアベルの父親。

娘のことを一番に考える良き親。

アネット

エドワードが酒場で知り合った娘。

素直で明るい性格に惹かれてエドワードの新しい婚約者となる。

サイモン

エドワードの乳兄弟で、伯爵家の三男。

エドワードに気に入られているが、何か裏がありそう。

レナート・ガレッティ

ガレリア帝国の皇太子。

帝国の猛き獅子と言われ周りの評価も高い。

婚約破棄されたマリアベルに結婚を申し込む。

カルロ・コルネリウス

レナートの側近で副官。

苦労性。

クラウディア・フォンターナ

帝国の赤い薔薇と呼ばれ、社交界で最も美しいと評判のフォンターナ公爵家の娘。

昔からレナートを狙っていてマリアベルに敵意を抱いている。

セドリック・レルム

王国の王位継承権第。

王族である「レルム」の姓を持つ、亡き王弟の忘れ形見。

マリアベルのことを姉のように慕っている。

まだ十一歳だとは思えないほど落ち着いていて、冷静な大人顔負けの人を見抜く洞察力を持つ。

ケイン・コールリッジ

コールリッジ家の長男で、エドワードに遠ざけられるまでは未来の宰相と目されていた青年。

セドリックの才能に惹かれ、押しかけ従者となった。

ダンゼル公爵

将来国王の外戚となるために策謀を張り巡らしている。

登場人物

なろうで4半期第8位の婚約破棄もの。

細かで柔らかな人物描写が特色でしょうか。

決められたプロット通りに物語が進められ、ちりばめられた伏線を回収していく様は、完成度が高いと言えます。

登場人物も当たり障りがない印象で、王太子であるエドワードは悪意があるのではなくただ馬鹿なだけ、敵役?であるヒロインのアネットもほとんど登場せず、いわばエドワードの被害者といった感じです。

真の黒幕的存在も終盤に至った今でさえも名前だけの登場で、小悪党というイメージがぬぐえません。

ガレリア帝国においてマリアベルのライバルと目されるクラウディア・フォンターナが登場するのですが、1話程度で退場と形だけ、テンプレート以上の存在意義を感じません。

主人公であるマリアベルも特に活躍することもなく、終始薄味なイメージ。

全てにおいてバランスが良すぎて、決められた筋書きをなぞる、何の特徴もない婚約破棄ものとしか思えませんでした。

良かった点

物語としてはしっかりまとまっており、結末までテンポよく進む。

悪かった点

すべてにおいて中途半端で特に印象に残るものがなかった。

おすすめ度★★☆☆☆

なろうで読む→真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!