逆行の英雄 ~無才の少年は、幼馴染の女勇者を今度こそ守り抜く~

掲載サイト:小説家になろう・ハーメルン 作者:虎馬チキン

物語導入部~

人類の希望。
 魔王によって滅びゆく世界を救う救世主。
 『勇者』と呼ばれた少女がいた。
 彼女は人類を救う為に奮闘し、魔王軍の最精鋭である四体の怪物を倒し、魔王討伐まであと一歩という所まで来ていた。
 しかし、勇者は最後の戦いで魔王に敗れ、人類は再び奈落の底へと落とされる。

 とある田舎村に住まう少年『アラン』は、勇者と呼ばれた少女の幼馴染だった。
 彼は大切な幼馴染を奪った魔王に復讐を誓い、特別な才能のない無才の身でありながら、尋常ならざる努力で格上殺しの剣術を編み出し、遂には勇者との戦いで満身創痍だった魔王と刺し違える事で復讐を果たす。

 しかし、仇を討っても彼女は帰って来ない。
 悲しみと喪失感に支配される中でアランは命を落とし……気づけば幼馴染が勇者として戦場へ連れて行かれる前の時間へと逆行していた。

 絶望の未来を知ったアランは誓う。
 復讐の為に得たこの力で、今度は、今度こそは大切な幼馴染を最後まで守り抜いてみせると。

~ここまで

アラン

『勇者』ステラの幼馴染にして主人公。

加護を一切持たない無才の身。

幼馴染を奪った魔王を倒すために、尋常ならざる努力で格上殺しの剣術を編み出す。

世界を救った褒美として女神から過去をやり直すチャンスを与えられる。

ステラ

アランの幼馴染で勇者。

魔王討伐間近で非業の死を遂げる。

ルベルト・バルキリアス

『剣聖』で老練な聖戦士。

勇者であるステラを迎えに来た。

ブレイド・バルキリアス

剣聖ルベルト・バルキリアスの孫にして後継者。

人類の守り手『聖戦士』の一人にして、剣聖の加護を持つ男。

『聖女』リン

治癒と防御魔法系最高位の加護『聖者の加護』を持つ少女。

村に埋もれていたが、ブレイドによってその力を見出される。

主人公のアランとは腐れ縁。

『大賢者』エルネスタ・ユグドラシル

数百年の時を生きるエルフの大魔法使い。

過去に勇者の仲間として魔王を討伐した実績もあり、同じく『賢者の加護』を持つ者達と比べても頭一つ二つ頭抜けて強い、最強の聖戦士の一人。

登場人物

逆行の英雄 ~無才の少年は、幼馴染の女勇者を今度こそ守り抜く~」なろうでは珍しい、正統派ファンタジー作品です。

主人公が加護が一切ないにもかかわらず、尋常ならざる努力で人類の守り手『聖戦士』を超える力を手にするというストーリーです。

弱者という立場から常に格上との闘いが描かれており、バトル描写も細かく緊張感があるほうかと思います。

主人公アランと勇者ステラとの初々しい恋愛は見ていて微笑ましいものがあり、恋愛モノとしての側面も備えています。

ただ、いくら尋常ならざる努力をしたといっても、満身創痍とはいえ魔王を倒してしまうのには説得力が足りずご都合主義だと感じました。

なろう小説はご都合主義の塊ですので、とりわけてご都合主義が悪いというわけではありません。

他のぶっとんだ作品のように、無才だが何万年も修行する機会を得たとか、そういった理由のほうがまだ納得できたのではないでしょうか?(全編シリアスの物語なので難しいかもしれませんが・・・)

また、この作品の売りである細かなバトル描写ですが、最初のほうこそ新鮮でしたが、四天王の辺りでしつこくて飽きてきました

無才の主人公が目立ちすぎて、パーティーバトルとしてもイマイチ惹かれるものがありませんでした。(主人公が目立つのは当たり前ですが・・・)

良かった点

なろうでは珍しい正統派ファンタジー

細かなバトル描写

悪かった点

主人公が強い説得力が足りない

バトルが単調で飽きる

おすすめ度★★☆☆☆

なろうで読む→【書籍化決定】逆行の英雄 ~無才の少年は、幼馴染の女勇者を今度こそ守り抜く~