虐げられた私は、愛されることで復讐する

掲載サイト:小説家になろう 作者:別所 燈

物語導入部~

クレアは七歳の冬、母親に捨てられ孤児院で育つことになった。三年後、父親と名乗る豪商ラッセル・レイノールに引き取られる。彼はクレアを娘として迎え入れるが、そこでは継母と異母姉による激しい虐待が待っていた。
 そんな彼女にある日転機が訪れる。伯爵令息と婚約することになったのだ。しかし、彼はクレアを拒絶して……。
 誰からも愛されない彼女はついに復讐を思い立つ。愛されないことがどれほど辛いか思い知れ。

~ここまで

クレア

本作主人公?

母に捨てられ孤児院に預けられるが、その後魔力が高いことが分かりラッセル家の養女となる。
(母のエリザはラッセル家の使用人だった。)
屋敷では継母と異母姉に虐げられ、使用人のように扱われていた。

義母テレジア

クレアを虐め、どんどん立場を悪くしていった。

異母姉ジャニス

母と同じくクレアを虐めていた。

セス

代々魔力の強い家系であるアシュフォード伯爵家嫡男。
本作の陰の主人公?

エイミー・ジェレミア

男爵令嬢でクレアの面倒をよく見てくれる。

クリティーン・マイアーズ

侯爵令嬢で女子のトップともいえる存在。
迫力のある美人で言葉もきついが、裏表のない性格をしている。

ケイト・アッシュ

セスに惹かれており、そのことからヒロインであるクレアを目の敵にしている。

アーサー・ファーガソン侯爵令息

生徒会長でクレアを気に入っているらしい。

伯爵家子息マクミラン・シュミット

副会長で三年生。
生徒会メンバーでクレアを気にかけてくれる一人。

リチャード

獣人でクレアを助けてくれた。
何やら秘密がありそうで。

登場人物

まずこちらの作品、良い意味でも悪い意味でもタイトル詐欺な作品です。

実際に読み進めてみると分かるのですが、主人公であるクレアが能動的に動いて事態を解決するといった作品ではないので戸惑うかもしれません。

主人公の行動もそうですが、全体的に読者をミスリードするように描かれており、途中まではいったい何が本当で、誰が主人公なのか分からない展開は作者の力量の高さがうかがえます。

読者のヘイトを稼ぐ胸糞展開は相変わらずの安定性で、安心して?読むことができます。(同作者の追放された聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~今の生活が楽しいので、迎えに来られても帰りたくありません!~参照)

またヒロインを虐めたり、虐待してきた人間たちがしっかりざまぁをされる様はさすがです。

また最後にちょっとした秘密を明かす形式は、物語の余韻を深めるスパイスとして使われているのも文章を書きなれているなと感心させられました。

全体的なインパクトとしては然程ないですが、全体的にうまくまとまった作品ですね。

良かった点

読者のミスリードを誘う展開で途中まで何が起こるか分からないところ

悪かった点

主人公がはっきりしておらず、全体的なインパクトに欠ける

おすすめ度★★★☆☆

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