悪役令嬢の中の人【書籍化作業中】

掲載サイト:小説家になろう 作者:まきぶろ

物語導入部~

乙女ゲームの好きな平凡な少女、小林恵美は目を覚ますと乙女ゲームアプリ「星の乙女と救世の騎士」の悪役令嬢レミリアになっていた。世界の滅亡と自身の破滅を回避するために恵美は奔走する!

 ……その努力も虚しく、同じく転生者であるヒロインの「星の乙女」に陥れられた恵美は婚約破棄された上で星の乙女の命を狙ったと断罪された。そのショックで意識を失った恵美の代わりに、中から見守っていた「レミリア」が目を覚まし、可愛い「エミ」を傷付けた星の乙女と元婚約者の王子達に復讐を行う。

~ここまで

レミリア・ローゼ・グラウプナー

本作主人公。
文武両道の公式チート。
腹黒く計算高いが、エミによって愛されることを知る。

小林恵美

通称エミ。
転生者で心優しい性格をしている。
レミリアのファンで悪役令嬢であるレミリアを救うために奮闘する。

ピナ・ブランシュ

元平民の少女で星の乙女(ゲーム世界のヒロイン)
前世の記憶を持っている。

王太子ウィリアルド・アーク・クライゼン

レミリアの婚約者。
レミリアを愛してはいるが、彼女の才能に嫉妬している暗い一面を持つ。

クロード

レミリアの義弟。
レミリア(エミ)によって救われたことで、ほのかな恋心を抱く。

デイビッド

騎士の生まれで優秀だが兄に劣等感を抱いていた。
そうした葛藤を解消してくれたレミリア(エミ)に恋心を抱いていたが・・・

ステファン

魔法の才能に優れているが、音楽の才能にも優れていて密かに音楽の世界に身を投じたいと思っていたが、誰にも言えずに諦めていた。
そんな葛藤を見抜いて励ましてくれたレミリア(エミ)に信愛の情を抱いていたが・・・

スフィア

ラウド元伯爵令嬢でデイビッドの元婚約者。
星の乙女に皆が傾倒していくなかで、自分を見失わなかった少ない人物。
追放されてレミリアの部下になる。

アンヘル

魔王。
嘘を見抜く能力がある。

登場人物

悪役令嬢の中の人は昨今氾濫している婚約破棄・追放ものの中ではかなり異色な作品です。

1・転生前の元の人格まで言及している。

通常こういった転生ものでは、転生前の人格にほぼ触れることないが、この作品においては転生前の元人格にも言及しており、中でも主人公のエミリアは転生前の元の人格が主役になっている。

2・主役のヒロインが大活躍

婚約破棄・悪役令嬢ものでは恋愛をメインにおいて、主人公の力というより周りの力、協力によって幸せになる作品が多いが、この作品においてはほぼ全て主人公レミリアの努力と計算高い計画によってなりたっていること。

いわゆるダークヒーロー(ヒロイン?)ものと言える。

最後まで自らの本心を悟らせず、敵どころか味方まで自分の計算通りに動かして結末まで導く手腕は見事で素晴らしい。

3・キャラクターの掘り下げが深い

王太子であるウィリアルドだけでなく、義弟のクロード、騎士のデイビッド、魔法使いのステファンといった取り巻き連中の心情まで深く掘り下げられ、物語の深みを出すことに成功している
彼らは星の乙女によって心を操られているが、ただ操られているだけでなくそれぞれの歪んだ心によってそうなっている様が興味深い。(操られてましただけで終わる作品が多い

上記3つの要素もあいまって、主人公による計算されたざまぁはかなり爽快です。

婚約破棄・追放ものでは分かりやすい悪役が必須ではありますが、この作品においても悪役である星の乙女があまりにもクズすぎました。

こちらも転生者という設定なのですが、ゲーム通りの展開、ハーレムを作り上げるために罪を捏造するという。

どうしてこういった作品の悪役は自分のことばかりしか考えないごみクズしかいないんでしょうか?

しかも、番外編でもそのクズさを際立たせるという・・・

ここまでなりふり構わないごみクズって本当に存在するんですかね?

この作品に出てくるゴミはこの一人だけなのでまだましですが・・・

それなりの理由があるとか、悪気がないとか、もっとましなヒロインが出てこないものでしょうか。

ネタバレ不満

良かった点

主人公主導の無慈悲なざまぁ

登場人物の掘り下げ

悪かった点

星の乙女がただの屑

おすすめ度★★★★☆

テンプレ婚約破棄ものに飽きた方にお勧め!

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