その女、悪女です! いいえ、それは濡れ衣です。

掲載サイト:小説家になろう 作者:サディラ

流れとしてはよくある転生して心を入れ替えた悪役令嬢(主人公)が乙女ゲームのヒロインに言いがかりをつけて断罪される話です。

ですが、この作品いままで自分が不満に思っていた点をフォローというかきちんとした形で解消してくれたために印象に残りました。

数多く乙女ゲームを題材とした婚約破棄ものや追放もののざまぁ作品を読んできましたが、いつも気になるのがライバルのヒロイン役(乙女ゲームの主人公)がどうしようもないクズでムカつく人間に描かれていることです。

ヒロインがそういった殴りたくなるような行動を取る理由としては

ただ気に入らない

自分が一番でないと気が済まない

他人の幸せを妬む

といった幼稚園児でもまだましだろうと思えるくらいに、理解不能な理由で不快な言動を繰り返し、まともな会話が成立しない。

こんなヒロインしかいません!

そこに至るような深い理由も掘り下げもなく、ただ悪役だから(物語として)、そうでないと物語が始まらないからという理由で数多くのゴミヒロインが作られていきます

現実世界でここまでの基地外がいるだろうかといつも違和感を感じてしょうがありませんでした。

その点、この物語の乙女ゲームの主人公は最後に心から反省していることと、最後は周りを思いやり運命を共に潔さなどがあり納得できるものでした。

物語の流れとしては、主役が入れ替わるような形でブレているような気もしますが、こういった作品の最大の違和感を解消してくれたことには留飲が下がりました。

ネタバレ

おすすめ度★★★☆☆