乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

掲載サイト:小説家になろう 作者:三嶋 与夢

物語導入部~

男が乙女ゲー世界に転生!?
男爵家の三男として第二の人生を歩むことになった「リオン」だが、そこはまさかの知っている乙女ゲーの世界。
大地が空に浮かび、飛行船が空を行き交うファンタジー世界だった。
冒険者が存在し、何ともワクワクする異世界。
だが、リオンは素直に楽しめない。
それは女尊男卑が凄い世界で、貴族の男は婚活に悪戦苦闘する世界だったからだ。

外道な自称モブ男主人公が暴れ回るゲーム系異世界ファンタジー!

~ここまで

俺は星間国家の悪徳領主!セブンスなどでも有名な作者さんの作品。

通常の乙女ゲームを題材にした作品とは雰囲気が全く異なるのが魅力です。

その理由としては

1.主人公が男でモブキャラなこと

通常こういった作品ではゲームで悪役令嬢が主人公になるパターンが多いのですが、男でモブということで似たような作品と全く違う展開を楽しむことができます。

2.ファンタジー+SF

魔法などが活躍するファンタジー作品は多いですが、この作品のようなSF、ロボットや飛行船、人工知能などが出てくる展開で全く違う世界観を演出しています。

主人公の強さや無双も、本人ではなく人工知能ルクシオンによるところが大きいのも珍しいですね。

3.主人公が不遇な理由付けがしっかりしている。

この乙女ゲームの世界ではなぜか男尊女卑ではなく女尊男卑逆転世界になっています。

そういった世界で主人公が不遇なのは身分の低い男全般。また、なぜ女性の立場が強いのかという理由もしっかりあとで語られるので意味不明なヘイトと不快感は感じないようになっています。

4.登場人物がすべてまともで憎めない

この作品こまごまとざまぁ展開があるのですが、いずれにおいてもヘイトを稼ぐのがモブキャラというか目立たないキャラが多いです。

主人公不遇の展開がいくつか挟まれますが、比較的あっさりとざまぁされるため酷い女性たちが出る割にはストレスが少ないです。

上記のような理由でなかなかおすすめな今作ですが、物語のほうもしっかりしており各章ごとに盛り上げてくれます。

良かった点

SFを交えた斬新な設定

ヘイトキャラが少ない

悪かった点

4章以降の盛り上がりにかける(3章でしっかり幸せになっているので、下手な続編だという印象)

おすすめ度★★★★☆

*なろうやカクヨムでも一味違った物語を読みたい人に!

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