魔導士ドロシーの伝説 ~ やってもいない罪を捏造されるくらいなら、今、この場で、そちらのご令嬢をブタにして婚約破棄の理由を作って差し上げますが、いかが? ~

掲載サイト:小説家になろう・アルファポリス・カクヨム 作者:ノリヲ

これは伝説の魔導士、ドロシーの逸話の一つ「安易な婚約破棄はブタのもと」もしくは「豚に仕返しされれば蛙になる」と伝えられる話だ。

彼女がまだ単なる侯爵令嬢だった時、ペンドルトン王国の王太子、ストルアンから婚約破棄を申し伝えられた。

「ドロシー!お前がこのジーナをイジメていたことなどはもはや明らかだっ!」
「ここで『やった』の『やっていない』だの、『証拠を出せ』だの『その証拠はそちらの方の自作自演でわたくしが行ったことのではありませんのよ』だの、小説や演劇でよくある『悪役令嬢の婚約破棄』定番の流れをなぞってみても時間の無駄ですわね……。かしこまりました、ストルアン様。そこまでしてわたくしとの婚約を破棄したのであれば、そんな不確かな理由ではなく、ここで、大勢の皆様の前で、今からそちらの方を貶めさせていただきます。そうすればストルアン様に正当な婚約破棄の理由を作って差し上げることができますわ。それでよろしいですか?」

そうして、ドロシーは魔法を使い、ジーナの顔をブタに変えた。

サクッと読める婚約破棄もの。

終始コメディタッチでありそうでなかった話ですね。

どうして王子やヒロイン?側が冤罪を使って婚約破棄を突き付けたかとか、その後の後悔とか心情は一切語られておられず片手落ちですが、短編ですのでありと言えばありでしょう。

おすすめ度★★★☆☆

*婚約破棄ものマニアの暇つぶしに

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