異世界から帰還した僕は現実世界の不遇を消して行く

掲載サイト:カクヨム 作者 急川回レ

両親を失った主人公は信頼していた親戚に財産を奪い取られ、養っていた妹からは蔑んだ言動をされていた。
恋仲であった幼馴染にも裏切られて、学校ではいじめを受けていた。彼は人生に絶望し、死を選んのだが――?

需要がありそうで少ない異世界帰りの勇者が現代に戻ってどうするかという話ですね。

同系統の作品としては異世界帰りの勇者が現代最強!再掲載(カクヨム)があるのですが、あちらの作品が全体的にコメディタッチで爽快、ストレスフリーなのに対して異世界から帰還した僕は現実世界の不遇を消して行くは全体的にシリアスというか暗く、主人公の性格もあってネチネチしたイメージです。

他者を圧倒できる異能を持ちながら、あくまでも目立たないように、搦め手で問題を解決していきます。

そこには良い意味でも悪い意味でも万能感や爽快感は感じられず、終始モヤモヤした印象を抱くかと思います。

なんでもありの俺TUEEEや無双でないのはいいですが、人によってはじれったくストレスがたまるかもしれません。

また作中に登場する人物(復讐相手)がひどすぎる性格なことがこのストレスを大幅に助長しています。

兄のことをATMとしか思っていない妹(両親が死んで兄弟二人暮らしなのですが、親族に遺産を奪われたことから兄を敵視。兄一人がバイトで頑張っている中、両親のかわりに「死ねばよかった!」などと言うどうしようもないクズで、このクズがいつまでたってもざまぁされないのがストレスでしょうがない

元々主人公の恋人でありながら、あか抜けたことでそれを黒歴史という幼馴染

いじめの存在が明確ながら、それを無視するどころかいじめられている子を非難するクズ教師

この文章を読むだけでイライラしてきませんか?

この作品を考えるだけで全てがストレスフルですっきりしない作品。

先が気になる中毒性はあるのですが、話が横にそれたりととにかくイライラする作品です。

良かった点

設定(現代に帰ってきた勇者)

悪かった点

登場人物全般

ストレスフルなストーリー

おすすめ度★★★☆☆

*こういった設定(異世界帰りの勇者が現代で・・・)が好きな人。ただストーリーがひたすらストレスフルなので、そういうのが嫌いな人にはお勧めできない。

カクヨムで読む→異世界から帰還した僕は現実世界の不遇を消して行く