結婚式で妻(仮)の不貞を暴露して女性不信(振)に陥りました。

掲載サイト:カクヨム 作者 琉水 魅希

 黄葉真秋(もみじ・まさあき)には幼少からの幼馴染である安堂ともえがいた。中学の卒業式、第二ボタンを くださいとともえから告白し彼氏彼女の関係になる。
 そこから高校3年間、卒業後社会人となってからも特に大きな喧嘩もなく恋人として過ごしていた。

 23歳の時、ともえから妊娠3ヶ月を告げられ、出来ちゃった婚ではあるが真秋は結婚を決意。
 順調に式の準備をと思った時にともえの不貞が発覚する。

 
 妊娠3ヶ月ではなく6ヶ月だったのだ。
 産婦人科医に確認し間違いはない事は確定。
 妊娠6ヶ月前~4ヶ月前である7月から10月初旬まで、真秋は会社存続の危機中で残業も多くセックスレス であった。
 つまりお腹の子は……誰の子だ?


 全てを明らかにし、結婚式という決別式、披露宴という暴露宴が今、開催される。
 
ざまぁの中でも現実世界に基づいた非常に生々しい作品。

まだ連載中ではありますが、ざまぁに関してはほぼ終わっているので(まだありそうな雰囲気を匂わせているが)、そういった意味では無用なストレスを感じることなく読むことができます。(ざまぁ展開を見たい人にとって)

それでざまぁ作品としてどうかというと、非常に心に残る作品ではありますが、同時に非常に後味の悪い作品でした。

まずこの作品で気になったのは物語の構成です。

最初から結婚披露宴という名の暴露宴から始まるのですが、非常に盛り上がった時点で過去編に移ります

過去編が少ない話数で終わればまだいいのですが、かなり長いです。

お預けを食らった状態で過去編とか胸糞展開を読まされるので、浮気した妻や男だけでなく、作者に対してもヘイトやストレスがたまる結果になっています。

そういった状態、ほぼ結末が確定している状態で読まされるので当然中身もあまり入ってきません。

救いは、ちゃんと暴露宴の続きが書いてあるので読み飛ばしてもOKというところでしょうか。

これだけ長い過去編であるならば、暴露宴が終わった後に書いて、読みたい人は読むという形にしたほうが個人的には良いです。(読者を引っ張るために敢えてしているんでしょうが・・・)

その後は読者の期待通りというかそれ以上に、無慈悲なざまぁ展開がなされていくのですがどうにも後味が悪いものでした。

主人公の立場を考えると同情しますし、ある程度は当然だと思えるのですが、容赦がなさ過ぎて逆に可哀想になってくるくらいでした。

浮気相手の男はどういう目にあってもなんとも思いませんでしたが、幼馴染に関しては妊婦ということもあっていたたまれないものがありました。(ざまぁされる側に心底同情したのは初めてです。

というのも、最近婚約破棄ものをよく読むのですが、こういった作品でのライバルヒロインや主人公を陥れる登場人物たちは死んでも当然だと思うくらいにクズです。

そういったクズたちと比較すると、この作品における幼馴染や浮気男は、クズではありますが小物で可愛いものです。ですので、ここまでしなくとも・・・と思わざるを得ませんでした。

一応ざまぁが終わった後にラブコメ展開!?をやるそうですが、それは別の作品でやったほうが良いのではないでしょうか?

良くも悪くも強烈な印象が残っているので、そのあとにラブコメを読んでもしょうがないというか、こういったあからさまにざまぁが売りの作品でラブコメを求めている人は少ないと思います。(確かにタイトルを見ると、ざまぁ後の展開を示唆していますが・・・)

良かった点

現実に即した生々しい展開

容赦のない無慈悲なざまぁ

悪かった点

オーバーキルで引く

幼馴染が不憫

おすすめ度★★☆☆☆

*非常に強烈な作品ですので怖いもの見たさの人はどうぞ

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