魔王軍の救世主(メサイア)~「聖剣を使わないのは勇者ではない」と言われ追放されたが魔王に惚れられ結婚しました。人間達は俺が敵に回ったのを後悔しているようですがもう遅いです~

掲載サイト:小説家になろう・カクヨム・アルファポリス 作者:WING

 魔族との争いが続き人類は追い込まれていた。
 そんな中、人類から一人の勇者が選定された。

 選定された勇者の名は、レイド・エーアスト。

 劣勢だった人間軍だが勇者レイドが加わったことで戦況は一転し優勢となった。
 だがそんな状況にも関わらず人間のお偉い達とその仲間達は、聖剣のみを使わない力任せな戦闘をするレイド へと、

「聖剣を使わないのは勇者ではない」

 と告げて追放し、さらにはありもしない罪を着せられてしまったのだ。

 そしてレイドは敵では無くなった魔族が暮らす魔族領へと行き魔王に挑み勝利するが……

「惚れた。勇者よ、私と結婚してくれ!」

 これは追放された元勇者レイドが可愛い魔王と結婚してイチャイチャしながらも、魔族を勝利に導く物語。

追放・ざまぁ系の作品の一つ。

追放された先に魔族に属するパターンですね。

魔王とラブコメ展開しながらざまぁをするわけですが、まあ容赦のないざまぁぶりです。

元仲間を含めた勇者パーティーも王国人民も等しく容赦のないざまぁをされ、復讐が達成されるのですっきりはするとは思います。

しかし、読んだ印象では容赦のないざまぁの割にはすっきりしないというか、淡々としたイメージでした。

淡々としている理由として

王国側の登場人物たちのキャラが立っていないこと

追放される理由が掘り下げられていないこと

上記の2点があげられると思います。

主人公は聖剣を使わないことからお偉いさんや仲間から不興を買って追放されるのですが、聖剣を使わない以外の理由がないために薄っぺらい感じになってしまっています。

聖剣を使わないとはいえ、勇者として選定され劣勢だった王国軍の救世主となっています。

それが、お偉いさんや仲間の都合だけで犯罪者のように扱われて追放されるのがどうにも違和感でした。

まあ理由としては聖剣を扱える勇者が新たに表れたからというのが一つ上げられるのですが、これだけの力を持った存在であるながら一緒に戦力として数えたほうが良いのは明らかです。

であるのなら、そういった愚かな行動を取った原因や理由をお偉いさんや勇者パーティーの仲間の立場から語っていかないと十分なヘイトを溜めないと)、ざまぁの効果が薄れてしまいます。

例えば、お偉いさんであるならば

こちらの言うことを聞かない、扱いにくい、魔王討伐後にやっかいな存在であることが語られるとか

勇者パーティーの仲間であるなら、勇者ばかりもてはやされるのが気に食わないからとか、仲間内の不和を十分に描く。

そういった理由が一応でも語られれば、まだイメージが違ったかもしれません。

勇者パーティーの仲間にしても、王国のお偉いさんにしても、完全に空気でいつのまにか退場していきましたので置いてきぼり感が強かったです。(これだけやってまだ続くの?)

ネタバレ

良かった点

容赦のないざまぁ展開

悪かった点

登場人物の掘り下げが浅すぎるため、ざまぁの爽快感がない

おすすめ度★★☆☆☆

*容赦のないざまぁの割には、淡々として爽快感がない

なろうで読む→魔王軍の救世主(メサイア)~「聖剣を使わないのは勇者ではない」と言われ追放されたが魔王に惚れられ結婚しました。人間達は俺が敵に回ったのを後悔しているようですがもう遅いです~
コミカライズが決定したようです。