悪役令嬢が実は心が綺麗な良い娘であると俺だけが知っている。

掲載サイト:カクヨム 作者 Crosis

乙女ゲームの第一王子に転生した主人公は、この世界が転生前にプレイしていた乙女ゲームの世界だと知り、そして悪役令嬢は実は全く悪く等無い事を知っていた。そして彼女が今まで不遇な人生を歩んできていた事を。

ゲーム上では彼女をどうにか救えるルートは無いか攻略サイト等を調べ尽くすも見つからず諦めていた主人公は、今回こそ悪役令嬢を救ってやると意気込むのであった。

悪役令嬢が実は心が綺麗な良い娘であると俺だけが知っている。は、乙女ゲームへの転生ものの一つです。

乙女ゲームへの転生ものの定番としては、一番多いのが悪役令嬢役で、それ以外は脇役、モブに転生する者もありましたね。

この作品はその中でも、基本的にライバルヒロインに骨抜きにされて、ざまぁをされる第一王子役に転生するという珍しい設定が興味を引きます。

この主人公はゲーム中救いがない悪役令嬢であるリーシャのファンであり、ゲームでは幸せになる選択がない彼女を幸せにするために奮闘することになります。

正直、第一王子がライバルヒロインに誑かされるという前提が崩れているので、物語として破綻しているんじゃないかと思わないでもなかったですが、ライバルヒロインをとことん頭のおかしい人物にすることで一応ざまぁを成立させています

どちらかというとこの作品、主人公と悪役令嬢役であるヒロインの純愛を楽しむものなのでしょう。

ヒロインは分かりやすいツンデレで、主人公である第一王子の前ではいつもポンコツ。(通常は非の打ち所がない令嬢なのに)

二人のやり取りは微笑ましく、純愛やラブコメ作品が好きな人にはよいかもしれません。

かなり頭のおかしい女の子ではありましたが、ざまぁされた後に紆余曲折あって、心の底から反省してそれなりの幸せを手に入れるのは悪くなかったです。

しかし、この作品設定に無理がありすぎです。

主人公を第一王子にしてしまったために、このままでは婚約破棄イベントも断罪イベントも発生しない。

というところでライバルヒロインをとことんクズで、頭のおかしい女の子にしてみました

で、ここでおかしいのがライバルヒロインは、本来ならこの乙女ゲーム世界の主人公です。

その主人公が、意地の悪い娼婦のような感じで描かれているのが意味不明で、説得力がないです。(乙女ゲームの主人公が元からおかしいということになってしまう。)

例えば、ライバルヒロインにろくでもない奴が転生して、逆ハーレムを狙うとかあればまだ説得力がありますが・・・(それでもご都合主義ですが)

元の乙女ゲームのヒロインが元からこれって、どんな闇のゲームですか?

この辺はなろうやカクヨムでは、「ライバルヒロインは基本的にクズである」という意識が作者の深層意識に刷り込まれているんじゃないかと思いましたね。

ネタバレだよ!

良かった点

主人公である第一王子のキャラが独特で魅力的

悪かった点

ライバルヒロインが頭がおかしすぎる

おすすめ度★★★☆☆
*乙女ゲーム風のラブコメ作品

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