偽聖女クソオブザイヤー(埋もれている名作)

1月 7, 2021

偽聖女クソオブザイヤー小説情報(粗筋・掲載サイト・作者など)

掲載サイト:カクヨム・ハーメルン 作者 わからないマン

ギャルゲーの『永遠の散花~Fiore caduto eterna~』はどのルートを選んでもメインヒロインが死ぬギャルゲーにあるまじきギャルゲーである。
日本に暮らす不動新人はその結末に不満を抱きながら就寝した。
すると次に目が覚めた時には何故か、ゲームに登場する嫌われ者の偽聖女エルリーゼになってしまっていた。
混乱する新人だったが、エルリーゼの行動のせいでこの先色々な人が不幸になる事を知っていた彼はこれ幸いとばかりに未来を変える為に行動を起こしていく。
その結果、内面の腐れぶりとは裏腹に完璧な聖女として周囲から慕われていく事となった。
更に元の世界と連動し、エルリーゼの行動に合わせてゲームの内容そのものが変わっていく。
一体これがどういう事なのか分からぬままに、偽聖女エルリーゼは運命を変え続ける。


見た目は聖女、だが中身は男。
憑依先がクソで憑依した魂もクソ。
クソとクソが合体事故を起こして偽聖女クソオブザイヤー!

偽聖女クソオブザイヤー個人的なレビュー・感想など

一言で言ってかなり面白い作品でした。

久々に涙腺が緩んだし、感動させてくれる名作です。

良い意味でタイトル詐欺、題名や粗筋がふざけていますが物語として非常によくできています

物語としてはギャルゲーの悪役(偽聖女)に転生して、自分の推しのヒロインを幸せにしてやる。

ストーリーにすると単純ですが、良い意味で予想を裏切る展開が目白押しです。

主人公の行動を持ち上げるために、主人公視点と第三者視点の平行展開という悪役令嬢ものでよくあった形式ですが、主人公の淡々とした性格と適当な行動と、主人公の行動を神格化した第三者視点の比較が良くできています。

いわゆる勘違いものといっていいのでしょうが、なまじ文章力が高いので、分かっていても感動させられてしまいます

また、この作品独特の展開として

ゲームの世界?の主人公の行動が、現実世界に影響を及ぼすという点ですね。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、主人公は転生前の現実に何度か戻ることができ、その現実のゲームが以前の内容とは異なっている、自分の行動がゲーム世界に反映していることに気づきます。

よくありがちな、本来の聖女の立場を乗っ取ってみたいな単純なストーリーではなく謎が謎を呼ぶ展開、散りばめられた伏線が回収されていくのは見事です。

設定もゲームだからこうなっているという単純なものではなく、ストーリー展開に複雑に絡んでくるなど非常によくできています。

最後は感動的な展開でハッピーエンドを迎えます。

最終局面になると、さすがにどういう展開になるかは読めるし、期待してしまいますがそれでも盛り上がる。

分かっていても感動するというやつですね。

是非みなさんに読んでもらいたいし、これから有名になってもらいたい作品です。

偽聖女クソオブザイヤーの評価

良かった点

第三者視点を絡めた文章が魅力的

伏線を散りばめられた設定が素晴らしい

悪かった点

第三者視点の展開がくどく感じるかも(自分は気になりませんでした)

おすすめ度★★★★★

*まともな小説?としてもおすすめできる良作。是非書籍化してほしい!

偽聖女クソオブザイヤーを読む

カクヨムで読む→偽聖女クソオブザイヤー

偽聖女クソオブザイヤー書籍化情報その他

現在「偽聖女クソオブザイヤー」の書籍化情報はありません。

他に投稿している作品もないようですので、これから先が心配です。

実力は間違いないと思うので、埋もれてしまわないのを願うばかりです。